2011年02月27日 23:06
決まって思い出すひとりの女性がいます。
まさしくこのカードのような人でした。
『2.斎宮』

潔癖さと強い情熱を持ちながらそれをひた隠す、
神の神託を受ける巫女。
タロットリーダーを示すカードでもあります。
私が小娘だったずいぶん昔のこの日。
偶然、タロットカード講習会に参加したのです。
その講習会の講師の方が、この女性。
さわり程度の講習会だったのですが・・・
その圧倒的な存在感と迫力。
ソコにいるだけなのに、ぐいぐい引きつけられてしまう。
知りたくて知りたくて、目が離せない。
タロットカードとその講師の方に対して、
自分の価値観がひっくり返るくらい、
大きな衝撃と感銘を受けたのでした。
実は、私とタロットカードとの出会いは中学生の時だったのですが、
ずっと独学だったのでした。
それからつかず離れず・・・。
一緒に飲みには行く仲間のメンバーだけれど、
特に電話で話したりするわけでもない、
ふたりで出かけたりする、親しい間柄でもない・・・
例えると、タロットカードとはそんな関係だったのですよ。
だがしかし。転機が訪れた。
しばらく会わなかった同級生に、渋谷のスクランブル交差点で再会!
互いに美しく成長した二人は、
たちまち燃え上がるよーな恋に落ち・・・
みたいな関係に、なってしまったんですね?。
さらにはその後、
この女性の師にあたる先生にもめぐり会い、
タロットカードの基礎の基礎から、叩き込まれたのでした。
その講習会に参加していなかったら。
その人が講師でなかったら。
今の私はいなかった。
そう思うと、タロットカードとの出会いは
偶然ではなく必然だったとしか思えません。
実は彼女は、すでにこの世の人ではありません。
私に自分の心を映し出す「タロットカード」という道しるべを、
指し示してくれた人でした。
心からの祈りを捧げます。