2017年07月16日 08:24
地元・柏崎が震源地となった中越沖地震から、早いものでもう10年が経ちました。
今日は市内でメモリアルイベントが行われます。
中越沖地震で、私の家も全壊・・・。
祖母が家屋の下敷きとなり、奇蹟的にほぼ無傷で無事に救出されました。
まさかこんなことが起こるとは。
生と死が表裏一体であることを、この日ほど強く意識したことはありません。
大変衝撃的でした。
衝撃、というと・・・
地震が起こる半年くらい前、
実は私は生まれて初めてマルセイユ・タロットに出会ったのです。
「占い」と思っていたタロットが、実は違った!
私にとってはかなり衝撃的で、その面白さと奥深さにすっかり魅了され、
取り憑かれたように、独学で勉強を始めたのでした。
でも本から得る知識は、単なる「情報」の集積に過ぎず、智慧にはならないのです。
わからないことは、わからないまま・・・。
そして中越沖地震。
自分の存在が、いかに危ういものの上に成り立っているかを、まざまざ身をもって体験し・・・
大事なもの、無意識のうちにずっと普遍的に続くと思っていたもの、
それらが一瞬で全て無になる。
「マルセイユ・タロットのことを知らないまま、死にたくない!」
散々な状況の中で、強く思った私は、
その年の10月に一念発起して銀座に向かい、イシス学院でタロットを学び始めたのでした。
ですので中越沖地震は、私の人生において、強烈なターニングポイント。
あの時の経験と思いがあったからこそ、こうして今の自分がいると言っても過言ではありません。
少しは恩返しを出来ているかな?
あいにくと、今日は東京のイシス学院で講師をするため地元・柏崎にはいませんが、
(正直この日にイシス学院にいるのも、なんだかものすごい縁を感じてしまう)
色々な思いと共に、この日を過ごしていきたいと思っています。
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