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新元号

2019年04月01日 18:23

今日、新元号が発表されました。
「令和」

なんて清々しい響きを持つ言葉でしょう。

昭和生まれの私は、『平成』に元号が変わったときは高校生でした。
当時は「あー、学校が休みになるといいな」くらいの
不届きな気持ちを持つことしか出来なかったアホな子供でした。

「令和」は万葉集からの典拠とのこと。
実は大学時代、私の専攻は「万葉集」で、それもなんだかぐっときます。

書庫を探してみたら、当時重宝した万葉集の資料が出てきました!
「令和」の典拠となったページはここ。
manyoushu_5.jpg
時は、新春の良き月で、空気は爽やかで風はやわらかく、
梅は女性が鏡の前で使う白粉のように白く咲き、
蘭はほのかに香りを香らせている。


典拠として紹介されているのは、一行あまりなのですが、
梅の花を愛でる宴会前に集った方たちに告げられている文の一部を抜粋したもの。
この序文、ワタシ的には乾杯前の一言みたいな?印象があります。

季節もいいし、梅の花もきれいだし、上司がいい酒を差し入れしてくれたし、
どれいっちょ、みんなで梅の花で歌を詠んでみようぜ!


きっとその日はウザい上下関係や面倒くさい嫌な同僚の関係も水に流して一同に介し、
梅の花、つまり人間の力が及ばない自然の持つ力強さや美しさを愛でて、
誰もが平等で心地よいひとときを過ごしている。

そんな場面が浮かぶのです。
そういう時代になっていくのかな?



万葉集は、その時代時代の天皇、皇后、貴族や一流歌人に混じって、
「詠み人知らず」の一般庶民までの歌がずらりと4500首収められています。
技巧などをまるっきり使っていない庶民の歌のほうが、ほとばしる感情がストレートに伝わってきて、
今を生きる私たちも、1400年前の人々も、人間って同じなんだなと感動します。

昭和、平成、令和と時代を重ねることになり、
振り返ると人生の「躍動期」とも言えるのは、
今まさに終わろうとする「平成」だったのだなと感慨深いです。





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